
琉球ガラスの一般的な製造法である宙吹き法で作られた平皿を、更に平たくして円盤を作り、
それを四角くカットするとガラスタイルが得られる。それに泡入り、アイスクラック、重ねガラス(色きせ)、
熔着などさまざまな加飾技法を施して更に美しい色、柄のあるガラスタイルに仕上げたのが『美ら海アートタイル』である。
プロデュースは帆足英二(ほあし・えいじ、東京都出身、在沖28年、那覇市・帆足デザイン研究所主宰)、
ガラス作家は屋我正尋(やが・まさひろ、沖縄市・尋ガラス工房代表者)である。
琉球ガラスで作られたガラスタイルは、宙吹き法という製法の特徴として、中央部に へそ跡があり、また同心円状のすじ模様が残る。そういった手作りの味わいを残しな がら、ガラス鋳物として量産できないかというテーマ、で沖縄県工業技術センターが 研究開発して生まれたのが『美ら海』タイルである。 手造りで作られたガラスタイルを、レーザー光線でスキャンし、そのデータをコンピ ューターで処理した後、鋳鉄ブロックにメス型として彫り込む。こうして得られた金型 に、琉球ガラスの工場で熟練した職人が生地ガラスを流し込むと、琉球ガラスタイル が再現できるのだ。 デザイナーは、沖縄県工業技術センター招聘研究員帆足英二(ほあし・えいじ、東 京都出身、在沖28年、那覇市・帆足デザイン研究所主宰)。ガラス作家は、桃原正 男(とうばるまさお、琉球ガラス職人歴46年。那覇市・奥原硝子製造所代表者、20 02年「現代の名工」労働大臣表彰)である